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metampsycose

  • 執筆者の写真: Hirona
    Hirona
  • 2018年12月27日
  • 読了時間: 1分

「metampsycose」


帰り道の夕焼けが綺麗で

誰かに話したかった

デタラメ流れる風の中

信じてくれる目を探した


堪えきれずに

何度も振り返り

でも手だけは振れなかった

忘れずにいるよ

写真に残る

笑顔の咲いていた夏の日を


醜い視線に冒され汚されても

貴方は誰かの大事な人

死にたくなってもいいから

思い出して

貴方は誰かの愛する人



黄昏れ見ていた夢の続きを

語ることはもう二度とない

雑踏の中でふと思うのは

「どうして自分だけが?」と


笑顔の裏に隠されている

気持ちなど知りたくもない

行き場のない思いが交錯していく

何も変わらない駅のホーム


冷たい瞳で溢れる景色なんて

今すぐ捨てて羽ばたきたいの

私のために泣いて笑ってくれた

唯一の愛を握りしめて



過ぎ去った季節の中に閉じ込めてた

貴方は確かにそこに居たの

遺す痛みが解らないまま今も

駆け抜けていくだけ


いつかもう一度貴方に巡り合える

その時まで

永遠の果てに繰り返される命(めい)を

探し続けるこの胸の中に今

宿る光を守るために

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