top of page

Marrow

  • 執筆者の写真: Hirona
    Hirona
  • 2018年12月27日
  • 読了時間: 1分

「Marrow」


指を絡め眠りに堕ちた夜

互いのすべてを探り合って

彷徨ってた

ほどけていく優しさの綻びを

結び付けてできた花束と


擦れた声で朝をめくる度に

また1つ残った

傷が愛しい


わたしはどんな風に綺麗でしたか?

夢寐(むび)のような渦の中にいた



夜の隙間に挟まれた二人

抜け出せない今宵も

囚われてる

悲しいことばかりじゃない日々が

止まらないオルゴールに

成り代わる


朽ち果てた世界が呼び戻すから

終わらない孤独を思い知る


生れたままの泣き方で

繰り合わす戯れを求めていた


微睡みの中に沈んでいく

溺れたいこのまま連れて行って



縛り付けられた部屋の片隅

残る痛みがあなたを探してる

最新記事

すべて表示
metampsycose

「metampsycose」 帰り道の夕焼けが綺麗で 誰かに話したかった デタラメ流れる風の中 信じてくれる目を探した 堪えきれずに 何度も振り返り でも手だけは振れなかった 忘れずにいるよ 写真に残る 笑顔の咲いていた夏の日を 醜い視線に冒され汚されても...

 
 
 
ユルシアイ

「ユルシアイ」 代わる代わる願いを満たして それでも誰かを求めてしまうのは ふがいない自分のせい? 廻る廻る秒針を見つめて 無かったことにしたいのに 世界は許さない 巡る巡る思いに患って 眠れぬ夜を過ごしてしまうのは 微かに期待してるから 触れる触れる温もりにすがって...

 
 
 
片想い

「片想い」 初めは貴方の片想いで 無条件にあたしは 愛されていた 貴方が放った優しい言葉たちの 切れ端さえも上手く拾いきれずに いつからか貴方の横顔は 寂しい色に染まった Ah 今なら貴方を傷つける ことなどしないのに Ah 離れた指の冷たさが 強がるあたしを責めた...

 
 
 

コメント


© 2023 by EMILIA COLE. Proudly created with Wix.com

bottom of page